とにかく行くぞと強引にクラウンを引きずり引きずられ一進一退を繰り返して前へ後ろへ右へ左へ上へ下へ。
何とかたどり着いてぜえぜえと荒い息を吐きウィングが死にかけていたとしても頷ける。
なおもいやだいやだとだだをこね、ウィングを困らせるクラウン。
うるせぇ何とかしろと殴られた。
「とにかく生きてけねえんだからなんとかしろやばかやろー」
ウィングなら死んでも(・∀・)イイ。
最悪だ。
ウィングはたまらず舌打ちした。
おやつのしろ...じゃない絵本の中のような美しい宮殿を見上げてウィングは叫ぶ。
「門番サボんな今すぐこのわがまま娘連れて行きやがれ!」
ウィングは無事住む家を手に入れた。

