パーフェクトフィアンセ


「うわ…」

呻いたライオの口を慌てて塞ぎ、ホセは上目遣いにゼロを見た。

「お久しぶりです、ゼロさん。」

「はい、お久しぶりですL君。…初めまして、ライオ君でしたっけ?」

「そうだよ。つかなんだよ。お前人間と違うだろ。」

「…鋭い子ですね、L君。」

ゼロはあははと乾いた笑いでそう言った。

「こらライオ。あんまり失礼なことを言ったらダメだろ。」

「事実なの?だとしたらすっごい高性能…」

「ライオ…」

いいんですよ、ゼロはそう言ってライオを覗き込んだ。

ホセの血を引いているだけあって恐ろしいほど顔が整っている。

「そうですよ、私はL君に作って貰いました。」

「L君ってホセのこと?流石ホセ…でもちょっとできそこない」

「できそこなってない、それに改造は施してるがハーフロボットだ。元は人間。」

「へえそうなんだ。さすがホセだね。大好きのキスと抱っこ。」

「素直に強請れ。」

抱き上げられて額にキスされると、ライオは幸せそうにニッコリした。

「ホセ、大好き。」

「そうやって素直にしてろ。」

怒った風もなくホセはそう言った。

「お父さんしてるじゃないですか。」

ゼロはふふと笑ってそう言った。


そこへ、ふらりと現れたのは白髪の青年。

「子連れか?427。」

「わお新たなる人外しゅ」

「こんにちはご無沙汰してますアイスさん!!」

こちらも慌てて口をふさぐ。

「ああ。」

ククと笑ったアイスに、ライオはムッとしてホセに言う。

「何こいつ偉そう。ホセ、よかったら殺していい?」

「絶対するな。正当防衛が成立するぞ。」

ライオは尊敬するホセにタメの青年に腹が立ち、魔法を発動しかけて止められた。

「何の用です、ブロウ。L君に手は出させません。」

「良いぞやれやれ人外!!」

得物を構えたゼロに、ライオが囃し立てる。

「ゼロさんだライオ…」

ホセはそう言ったが聞いていない。

「仕方ない、強行突破…か?」

アイスはペロリと唇を舐めた。