やあシーサ。

彼女の名前が決まったよ。

オルカっていうんだ。

早く大きくなると良いのに。


…ああそうだシーサ。

僕は君に告げなきゃいけないんだけど。

シーサ、君をオルカに譲ることにしたんだ。

オルカはまだ言葉が話せないけど、きっと君と仲良くやっていけるから。

なんで急に…って?


言い忘れてたね、今日は僕の誕生日なんだ。

君とはすごく長い時間一緒にいたけど、この誕生日を機に別れようと思った。

ちょうどこのメモリーも、いっぱいになる頃だしね。


じゃあね、シーサ。

いつかまた、会おっか?