パーフェクトフィアンセ


「ねえクラウン。」

その日、丁度調子が良くて私はベッドから体を起こしにっこり笑っていた。

そこへ、無表情のライオが現れる。

というか、ライオは大抵無表情。

輝くような金髪に透き通った碧眼で、漫画に出てきそうな典型的な王子様。

凛とした顔はホセ譲りで、それだけじゃなく完全にホセ似。

頭もいいし、顔もいいし。

性格は…なんか冷たいけど。

えっと…4歳だよね?

「ホセが悪魔だって本当?」

私は別に隠す必要はないと思ったし、素直に頷いた。

「吸血鬼だったの?」

一瞬迷ったけど、私は頷いた。

別に、隠すことじゃ…無いと思うから。


数日前にあげたコンピュータが酷く活躍しているらしい、やっぱりあげない方が良かったんだろうか?

でも今の時代赤ちゃんの頃から持たせてるところもあるみたいだし…

問題は無いと思ってたんだけど、大有りだった。


いきなり大人びてしまった…


「何でクラウンはホセと結婚したの?クラウンは偉いから悪魔と結婚するのは難しいんでしょ?」

…やっぱりインターネットは早過ぎた。

オトナの事情を4歳児が…

ホセが好きだったからよ、と私が言うと、ライオは一層不思議そうな顔をした。

「…好きって…何?」

もう嫌、私は泣きそうになりながら4歳の息子を相手に恋の説明をしてあげなければならなかった。