「だいぶ大きくなってきたよな…」 私のお腹を撫でながら、ホセは幸せそうに言った。 うん、と私は頷きつつ、にっこり笑った。 ねぇ女の子かな、男の子かな。 「男の子だ」 私が問いかけるとホセは何故か迷いなく答えた。 なんでわかるの、と私が聞くと、ホセは肩を竦めて微笑んだ。 「性別くらい見れば分かる」 見れば!? ちょっと待って見れば!? 「おい、なに混乱してるんだ。見ればだろ見れば」 ホセは不思議そうに言った。