桜色デイズ

色々と考えていると、さっきのサッカーの個人練習をしている人のところから、超思いっきりボールが飛んできているのが分かった。

?「あぶない!」

よく気付いたな。私の存在に。

春「よっと。」


客観的にスピードは時速120kmはあっただろう。
そんなボールを春香は極普通に受け止めたのだ。

春「全く、何やってんだ馬鹿野郎。」

面倒臭そうに木から飛び降りた。

この木も2mはある。多分。まあ、そのくらい出来ないと、ですね。

少年は瞳と口を開けていた。唖然としている。

春「障害物には取り敢えず気を付けてください。もうへこんでますけどもね。それでは、私はこれで。」



風に舞う桜のように去っていった。