最初のプロポーズをしてから
何度、君に言っただろう
いつも君ゎ笑いながら
やり直し
まるで僕を茶化してるかのように

それでも良かった
君の傍にいれるなら

君に初めて会ってから
気がつくと7年が過ぎて
僕も変わって

君を想い
今よりもいい生活を
求めるようになり
いつしか
横道にそれる生き方を
選ぶように
なってったんだ

そんな僕を君は
いつも叱りながら
影で支えてくれたよね

君のママが日本に来て
紹介された時
言葉のわからない僕ゎ
君が何をママに
話したのか知ろうとも
思ゎなかった

笑顔で振り向く君に
笑顔で返すそんなやりとり
だったよね

そして
君ゎ僕が買って来た
浴衣に着替えると
ママと僕のてを引っ張って
子供のように
はしゃいでいたね

ママが帰国するとき
僕の名前を呼んで抱きしめて
くれたときに
家族のいない僕ゎ
例えようのない
暖かい気持ちになったんだ

その帰り
いつものように
あの汚いドブ川の脇を
歩いてると
急に振り返った君ゎ

幸せにしてねって

そう言って
弾むように僕に背を向けて
都会の星も見えない
真っ暗な空を見上げていたんだ
何度、言ったかわからない
プロポーズを
僕ゎ

あぁ

の一言で終わらせてしまった
いや
それだけで十分過ぎたんだ
何十回の格好いいキザな言葉よりも
一瞬の言葉かも知れないけど
重い言葉なのだと
想い知らされた
僕の最後のプロポーズ