私のことだけ見てください



好きじゃないわけない…
大好き…


ずっと聞きたかった言葉に自然と涙が流れた。
さっきの悲しい涙とは全然違う、嬉しさの、幸せの涙が…。


龍人くんは、今どんな顔をしてるの?
そう思って顔をあげようとした時、龍人くんの右手が私の頭を固定する。



「見るな。いま多分すげーかっこわりー顔してるし、今からすっげークサいこと言うから」



――グズッ
うまく声がでなくて、私は頷いた。



「…俺にとって、お前は花なんだよ」



…はな?



「なんか、キャラゆるいし、背ちっこいし、元気だし…年下だし…。俺の中でお前のイメージは、花なんだよ。」




…押さえられてる頭を横に向けた。
胸についてる耳から聞こえてくるのは龍人くんの鼓動。


――トクトクトクって、私とおんなじくらい…いや、それ以上で動いてる。



「だから、俺はお前のこと大切にしたいってずっと思ってた。お前に触れたかったしキスだってその先だってしたいよ?でも、俺男だし。お前じゃ想像つかないくらいエグいこと考えてるかもしれない。止められなくなってお前のこと壊しちゃうかもしれない。そう思ったらなかなか触れられなかった。」



…龍人くん。
かああって頬が火照る。


「龍人くん。」



「…ごめん」



一瞬、右手の力が緩んだ気がした。
私は顔をあげて龍人くんを見る。

きっとすごくひどい顔だろう…



「…私のこと、壊してよ。」



龍人くんは一瞬すごく驚いた顔をした。



「だって、私も龍人くんのこと大好きだもん!確かに、今まで不安だったし、辛かった。けど、もう不安じゃないよ?」



龍人くんの心臓の音聞けば、わかるよ。



「だし、私のことだけみてほしいってずっと思ってた。私も頭の中もっともっと龍人くんでたくさんにしたい…。だから…壊してよ…」