ホテルに戻ると、なんだか騒々しかった。 「どうしたんだろう」 「あら空、おかえりなさい。さっきまで大変だったのよぉ。女の子がいないって騒いでて、やっと見つけたらチョコレート食べてるし」 「………チョコレート」 お母さんの言葉にあの女の子だ!と思った。 もう一度会えるかなと思ったけど人が多くて諦めた。 「空?どうしたの?」 「あ、あのねお母さん!僕、ヒーローになったよ!泣いてる女の子を助けてあげたんだよ!」