「別に、姉だからってなんでもできるわけじゃねぇじゃん」 「うん、そうだけど…………。あたしはいつだって、夢ばっかり見ちゃうから」 大河っていう彼氏がいるにも関わらず、あたしは今でも心には初恋の男の子がいる。 叶わない、なんて、わかってるけど……。 「ごめん、変なこと言って」 「いや、いいけど」 沈黙が続いて、無意識にあたしはカバンのなかのチョコレートを見た。