からっぽ


もともとポーカーフェイスで言葉も少ないから、いっつも何考えてんのかわかんねえ奴だったけど。


あの電話に出てから、明らかに目が死んだようになって。


…空っぽになっちまったんだ。



——大丈夫か?



あの時そう言えていたなら、あいつはこんなにならなかったんかな。


きっと宙を見上げる度に思い出して、俺は毎日後悔する。