私の彼氏さま!!



「ねぇ、夕樹くん」

「んー?」



隣を歩く夕樹くんは、なんか、いつもと
少し違う雰囲気。

なんていうか、すごく大人っぽい。



「今日、本当に泊まってもいいの?
迷惑とかじゃない?」



迷惑かもしれないし、と思いつつ聞いてみると夕樹くんは前を向いたままほんの少し握る手に優しく力を込めた。


「なんで?全然迷惑なんかじゃないよ。
むしろ、泊まってくれると嬉しいし」


そう言ったあとに、「1人だと話し相手もいないからつまんないんだよねー」と付け足す夕樹くん。


「そっか、ありがとう!
じゃあ…せめてご飯は作らせて?」


「え、まじ? いいの?」



「うん。
これくらいしないと気が済まないの」



それに、もともと小さい時から料理が好きで高校も家庭科のある学校に進んで資格を取ったくらいだ。

2人分の料理を作るのなんて、苦でもない。