私の彼氏さま!!



時刻は9時10分。


待ち合わせの場所までは、徒歩で15分だからまだ時間はある。


春から夏に移り変わるこの季節、どうしてもじっとりと蒸し暑くて、汗をかいてしまう。


さすがに汗臭いのは嫌だし、このままだと夕樹くんに会えないから家を出る時間になるまで、ゆっくりとシャワーを浴びることにした。




シャワーを浴び終わってスッキリしたら、
さっさと洋服に着替えて化粧をして、髪の毛を整える。

髪の毛はストレートで、いつも背中に流したままだから今日くらいは愛羅のコテを借りてふんわりと巻いてみた。



…おかしくないかな?



鏡の前でくるりと一回転してみる。


「まぁ…いいかな?」


そいえば、いま何時?



時刻、9時40分。
待ち合わせが10時だから、そろそろ家をでなければいけない。


戸締まりと火の元の確認をしてから、
用意してあった黄色のバッグを肩にかけて
靴を履くと、お泊まりセットも手に持つ。



「行ってきます」




誰もいない家に向かって声をかけてから、
静かに扉を締めて鍵をかける。




そして待ち合わせ場所へと向かった。