「ちょっと、愛羅っ」


「んー?」


携帯を手にしたままキッチンにいる愛羅の所へ行くと、彼女はさきいかを片手にコーヒー牛乳を飲んでいた。



さきいかにコーヒー牛乳って、
なんか微妙…





って、そんな事じゃなくて!!!!




「私の携帯、勝手に使って夕樹くんにLINE送ったでしょ!」




「あー、やっぱコーヒー牛乳最高!


えーと、中山に? うん、LINE送ったよ」





それが何?と言わんばかりの愛羅。


その事に、もはや怒りではなく呆れる。




「もぅ…。
勝手に使わないでよね…

しかも夕樹くんからも、泊まりOKって許可出てるし」




「そゆことだから、泊まっといで。
どうせ明日はうち居ないし」