「っはぁ、…はぁ…はっ、はっ…っ」
指先からは血の気がひいて指が痺れる。
頭痛が酷くなっていき、
意識が、遠のいていく。
視界が霞み、次第に周りが見えなくなる。
「汐音、汐音!!
っ、誰か、袋ちょうだい!!」
慌てている愛羅の声を最後に意識が途切れようとした。
ぎりぎりの所で口に袋を当てられる。
そのままの状態で呼吸をしていたら、
だいぶ落ち着いてきた。
「ごめ…、愛羅。ありが、」
「いいから。
もう、暫く喋るの禁止。
そして瑠美香、お前はこっち来い」
「…」
愛羅の言葉に浅く頷いて、静かに教室を出ていく。


