私の彼氏さま!!


なんで、知らんぷりをするの?



何で、なんで、ナンデ…?






「汐音、唇…噛みすぎだよ」



「っえ?」






愛羅にそう指摘されて、
唇にそっと触れてみる。




「ぁ…、血…」






何度も何度も力強く噛んでいたそこからは、じんわりと血が滲み出ていた。





「無理、しないで」





眉を下げてそう言う愛羅は、
ひどく悲しそうな表情をしていた。