「まあ…連絡してよね」

彼女の小指に私の小指を絡めて、きゅっと優しく力を込める。

「当たり前よ。誰よりも1番に連絡するわ」

そう言うと愛羅の顔が輝いていく。

まぁ、その後ろで男2人はなんだか落ち込んでるけど。

「ありがとう!それじゃあ、ほらほらー、
もう遅いから帰りなさい♪」

荷物を持った私の手を掴んでぐいぐいと引っ張っていく彼女。

そんな彼女に苦笑する。

「寂しいんじゃなかったの、愛羅?」