~愛羅 side~ 「かーわいーいっ!」 目の前の親友は目をハートにして胸の前で手を組んだ。 「へへっ、でしょー」 私は自慢げに〈それ〉を見せびらかす。 それが嫌だったのか、少しだけ顔をしかめる本人。 「本当に可愛いな…父親似か?」 いつもクール顔の壱条さんも顔を綻ばせて優しい表情で見ている。