夕樹くんがくれたのは透明な袋に包まれた水色と黄色の飴玉。
なんとも彼らしい。
「水色のは、サイダー味。
今日の青空みたいにスッキリした気持ちでこれから過ごして欲しいな。
黄色のは、レモン味。
黄色って金運とかよく言うけど、
幸福の黄色でも元気の黄色でもあるから。
汐音には幸せになって欲しいからね」
その言葉にまた泣きそうになりながらも、
それをなんとか抑え込んで、私はとびきりの笑顔を向ける。
偽りの笑顔ではない、心からの笑顔を。
「2人とも、ありがとう!」
「ああ」
「やっぱり、汐音には笑顔が似合うよ」
そして2人は私に言った。
「こんな俺と付き合ってくれてありがと。
そして、色々とごめんな。
こういう結果になったけど、汐音の気持ちが聞けて良かったよ。
これからは友達として宜しくな」
差し出された右手を私は握る。
「こちらこそ、ありがとう。
そしてこれからも、友達として宜しくね」


