ピアチェーレ


しばらく経つと義理の母親と名乗る女性が来た。
その人は子連れで小学1〜2年生くらいの女の子だった。
お金持ちらしく、キラキラ光るアクセサリーが目立っていた。
それからの生活は最悪だった。義母は自分の娘の面倒を見て、私に家事や料理を押し付けた。自分の娘にはたくさんの洋服やおもちゃを買い、私にはノート一冊すら買ってくれなかった。
しかも、父もこのことを知りながら何一つ義母に対していうことはなかった。

家にはもう、私の居場所はなかった。