幽霊なキミ。

直人……!


なんで!?



「椿ちゃん!!」



肩に触れられ、金縛りがとける。



「あ……」



「大丈夫!?椿ちゃん!!」



「あんた……なんで入ってきたの!?」





直人はもう生霊じゃない。




なんでこんな時間に起きて入ってくるのよ!




「俺、もうだいぶ前からオバケ見えないんだけどね、なんとなく、椿ちゃんの声が聞こえた気がしたんだよ。」




何よそれ……。





それで来てくれるなんて。




直人は透けてなくても私を助けてくれるのね……。




薄明かりでその顔を見つめる。



薄い笑みを浮かべている直人に、心臓がトクンと動く。