深い青色で光るその石。



薄明かりの中で私はそれを見つめた。



一人になってみると、色々ありすぎて今更混乱する。




直人が生きて笑ってた。



直人は私に会うために来て事故をした。


直人は今日、私に会うために来た。



この石を、渡すために。




私もう一度、そのブレスレットに触れた。



直人……ずっと持っていてくれてたのね。




その間、私のこと、思い出していてくれてたのかしら……。







私は、小さい頃の直人と、透けてるナオトを交互に思いうかべているうちに、眠りに落ちていった。