幽霊なキミ。

ナオトはそんな私を見て、頭をガシガシとかくと、私にそっと近づき、私を抱きしめた。





「な、何するのよ……!」





もちろん、幽霊だから、抱きしめられる感覚なんて全くない。





ただ、フワッと、暖かい感じがした。




そして、ナオトは耳元で囁いた。



「嘘。」




その声に、言葉に、私はドキッとする。






「嘘でしょ、俺が嫌いって。」






そう言われて、思わず涙がこぼれ落ちた。






「……嘘じゃ、ないわ……。」






私はそれでも、そう答えるしかない。





私は、ナオトの為にこの3日、嫌われるために頑張ってるんだから……。