幽霊なキミ。




「……椿姫は私を裏切った。私は姫を…信じていたのに……」




驚いた!落ち武者が許さぬ意外を口にするなんて!




「姫は貴方のことを思ってたわ。だけど、どうしようもなかったのよ。」




「許さぬ……。」





「ねぇ、お前馬鹿じゃねーの?」



ナオトが、突然、落ち武者がいる空中へ向かって話し出した。



「直人……?」




「俺、お前のこと見えないけど、椿ちゃんが言ってることで大体分かるよ。

男のくせにさ、好きな子のした事を信じられなくて、そうやってずっと怨んでんだろ?

女々しいな!武士の癖に!」



直人は攻撃的に言った。