【続】想われたくて…―Side story―

これもお決まり。


伊藤はいつもお気に入りのコが出来ると


そのコの友達と俺を誘い、飲み会を開く。



今回はどっち狙いだ?



そう考えていると……



俺の腕を、肘で突く伊藤。


ふと見ると、テーブルの下で人差し指を左の方向へ、指している。



ふ〜ん。


サヤカ狙い、ね。



そうなると必然的に、俺はカオリの隣に座らなければならない。


それを切り出そうとしていると



「カオリ、圭介クンの隣がイイ〜♪」



おぉ。



面倒な手間が省けた。



「イイね〜!じゃ、サヤカチャン、こっち座りなよ。俺そっち座るから♪」


そう言って、俺とサヤカは席を入れ替わった。



ったく。


いつもこうだ。


伊藤は自分で行動を起こせない。



だからいつも気に入ったコが出来ると、俺を交える。


二人っきりで会って落とせばイイのに。