「ご苦労様でした」
思わず、若すぎるだろ!とツッコミを入れたくなるような園長先生だった。
他の先生に「園長先生はすごいわよ」と聞いていたが、これほどとは……。
私達四人は唖然として園長先生を見ていた。
見ていた、というよりは、見とれていた。
20代後半くらい?
いやいや、いくらなんでも。
「あの、」
マキちゃんが口を開いた。
「園長先生って、いくつですか?」
「え?」
「おい!お前、失礼だろ!」
優太がマキちゃんの足にけりをいれた。
「いてっ…。いや、だって気になるだろ?」
「ま、まあそうだけど…」
「そういう聞き方はしちゃダメでしょ!」
「じゃあ、どうやって聞けばいいんだよ」
「え?それは…」
「45よ」
「「「「ええええ!!??」」」」
四人一斉に驚きの声をあげた。
「え?!45!?」
園長先生はニコニコしているが、信じられない。
「メチャクチャ若いですね!」
紗菜がとびきりの笑顔で言った。
「あら、ありがとう」
うおぉおぉ…。
また笑った顔も美しい…。
「はいっ、じゃあ今日の報酬としてジュースです」
「あっ、ありがとうございますっ」
「いえいえ、ご苦労様でした。
あなた達がいたおかげで、先生方がいつもより楽だった、と言っていたわ」
「いえいえ、そんなっ」
「ありがとうございます」
「いやいや、俺にとっては役不足ですよ」
「マキちゃん、それ意味違うからね」
「えっ!」
「フフフ、じゃあ、今日はこれで終わりです。
気をつけて帰ってね!」
「はいっ、ありがとうございました」
職場体験は、これにて終了した。

