「茜おねーちゃん!
なんでさっきどっか行っちゃったの~?」

しんいちくんはまたもや、私の腰回りに抱きついてきた。

そして顔をあげて、頬を膨らました。

か、か、可愛いいいいいい!!
もうやっぱりこの子可愛い!

ハッとして視線を上げると優太と目が合った。

(早く言えよ)

口パクでそう言われた。

同じやり方で私も返す。

(わかってる)

すると優太は少し怒ったような目付きで、他の子と遊び出した。

「あのさ、しんいちくん」

「なあに?おねーちゃん」

「しんいちくんは好きな人とかいるの?」

「おねーちゃんが好きだよ!」

ああ、もう抱き締めたいいいいいい!!!!

…ダメだダメだ。

そんなことしたらただの変態じゃん、私。