「じゃあ今日はおねえちゃんとおにいちゃんが来ていまーす。みんな、あいさつしてねー」
「「「「おはようございまーす!」」」」
保育士さんの声に続けて、園児たちの挨拶の声が体育館に響いた。
私達中学生は、「あ、おはようございます」みたいな、照れた挨拶を返した。
中学生組には、実は優太も含まれている。
と言うか、ここの保育園に来ることになったのは、女子二人。(私と紗菜)
男子は優太とマキちゃんだけだ。
みんな家が近いから、同じ所となった。
「茜、倉元くんはともかく、槇田くんも同じだったの?」
紗菜が小声で話かけてきた。
「そうだったみたいだね」
「知ってた?」
「ううん」
「槇田くん、意外だね。
自動車整備士のところ行くんだと思ってた」
「そうだね」
確かに、優太は小さい子好きだし、自動車とか興味ないって言ってたから分かる。
だけどマキちゃんは、小さい子好きだったのかな…?

