始業式の間、ずっとドキドキしていた。
この式が終わって、ちょっとたったら優太たちに言わなきゃいけない。
さっきまで忘れてたのに…。
いや、忘れちゃダメだけど。
あー、あと一時間。
一時間たったら、家についてる時間だ。
それで優太たちが来て…。
「ウワアアアアア(超小声)」
心の声がつい漏れてしまう。
恥ずかしい!恥ずかし過ぎる!
オーケーした方とはどう接すればいいの!?
断った方にもそれなりに対応しなきゃいけないし…。
でも、もう気持ちは決まった。
恥ずかしいけど、どうせやらなきゃいけないことだから。
先延ばししても意味ないから、ちゃんと言わなきゃ。
それにしても校長話長いなー。
かれこれ20分は喋ってるよ。
「これで校長先生からのお話は終わります。
一同、礼」
終わった…。
これから帰って、…。あんまり想像するのは止めておこう。
「続いて、二学期から転勤される先生の発表です。
今回、転勤されるのは元二年B組担任の――…」
世界が止まって見えた。
「え…」
体育館がざわめいた。

