家に着いて、私が着替えている間に二人は私の部屋に行った。

なんだか、少し恥ずかしい。

昼間にも一緒にいたけど、夜になって同じ空間にいることが、なんだか照れくさくなる。

今日、陽葵があんな風に言ってくれるとは思ってなかった。
だからちょっと、心が揺れた。

一緒にいて楽しい優太とする恋。

私を守ってくれる陽葵とする恋。

どっちもアリなんじゃないのかな。

でも、そんなことを考えている自分が恥ずかしくて考えるのをやめた。

だけど、

どうしよう。

こんな選択肢、贅沢すぎるけど、

私はどちらかと恋をしてもいいのかな。