ぼくは、あの子にこいをした。



「あいちゃん!あそぼうよ!」



木の下で砂遊びをしていた、
あいちゃんに声をかける。



「あ、こうくん!」



天使みたいな笑顔で、ぼくに笑いかける。



「ねぇ、あいちゃん?」



「なあに?」




「ぼくね、あいちゃんがだいすき!」




5歳、人生で初めて告白した。