「早く!クラス行こーよ!!」

まあ、コイツは自分の容姿が中々のものだとは気づいているが、所詮その程度で、どっちかというと水龍を見ていると思っている。

だから、こんなにはしゃいでいる。

(まあ、自分の容姿には関心が無いってのもあるんたけどね…。)

関心しだしたら、すぐにその目に気づくだろう。これでも結構聡い方だから…。

「ええ、今行くわ。」

暗い茶色をハーフアップにした髪をなびかせて双子の妹のもとへと歩いて行った。