「芳永、これどうゆうことかわかるよな、」


櫻井が芳永の髪を掴みながら問いかけた




「充電器でしょ!」



芳永は頻繁に万引きや、パシりをさせられていた


その時、手に持っていた充電器もそう


これは古くて万引きの警戒をしていない店で恐る恐る盗んだものだ



櫻井は芳永の頭をポンポンと撫で
充電器を手に取った




芳永の頭には


憎しみ
悔しみ



クラスの奴らは芳永を避けるようになった



机にはいつも花の入った花瓶と

机に落書きがされてあった