-ピーンポーン 私はドアの除き穴から相手の顔を確認すると、すぐにドアを開けた。 そして、その相手に抱きついた。 ふわっと香る、シトラスの香り。 私の大好きな香り。 「…今日は三年目の記念日だから。」 「忘れてなかったんだ。」 「当たり前。」 「好きっ!季織っ!」 「僕は愛してるから。」 もう、何年目かのキスの味はとても甘かった。 *:''゚。.*:゚・''゚゚end*:''゚。.*:゚・''゚