私が急に好きって言ったらどうする?[短編]



そして、今。


「きーおーりー!かまってよー!」


相変わらず可愛い彼女。

普段は絶対に甘えない僕だけど、今日くらいは甘えてみよっかな?と思う。

いつも、甘えられてばっかりだからね。


「ぶぅー。もういいもーん。」


長い間、かまわなかったせいでめぐはすっかり拗ねてしまった。

体育座りをして、教科書をペラペラとめくっている。


そんな彼女の小さな背中にそっと抱きついた。



「ひゃっ…。ちょっ!季織?!」


そして、僕はめぐの首筋に顔を埋める。


「…めぐ、いいにおい。」


「…馬鹿っ。」


顔を真っ赤にしているめぐ。

昔はなんでか分かんなかったけど、今は分かる。


「照れてる所も可愛いよ。めぐ。」




end