歩きだした旅路には
君だけが足りなくなって

描いてた未来の地図には
遠く秋風の彼方へ
消えていった

さぁ
何もかも連れ去っておくれ
明日さえも
まだ見えないような
暗闇の中で
希望に満ちた光を
掴むまで
走り続ける


儚くきえゆく夢を
今なお追い続けることに
誰かが微笑する

諦めようと
言い聞かせては
止まらぬ涙
不意に
幻(きみ)が微笑む

冷たいよ

心に浸みる
秋風

また
追憶

秋風が運んでくる

君への
果てしない
せつない
追憶