「宮原……っ!」
宮原陸に駆け寄り、殴られたカップルの彼氏をみると、意外にも私もよく見知った人物だった。
「……美咲?」
「りょ、う」
最新の元カレの諒だった。
諒は私の姿を認めると、はっと嘲笑った。
「ははっ……。やっぱり、そうなんだろ?お前ら出来てんだろ?俺だけじゃなくて、美咲も浮気、してたんだろ」
諒の言葉とその表情に、目の前が真っ暗になる感覚を覚えた。
誰、なの?こんな諒、知らない。私の知ってる諒はこんな嗤い方なんてしない。
そして、なにより私も浮気したことになっていることがショックだった。
話の流れは全くわからないけれど、私が原因だということだけは分かった。
「なんだ、俺達最初から終わってたんじゃん。あ、俺も前の彼氏からの浮気相手だったりして。すげぇな、尊敬する。教えてくれよ。その、浮気の隠し方」
「……もう一回、言ってみろ」
一瞬、誰が喋ったのか分からなかったが、宮原陸をみると、確かに口を動かして言葉を紡いでいた。
威圧的で殺気を帯びた、聴いたことのない宮原陸の声音。
同時に宮原陸が怒っていたのは私のためだと気付き、心の底から驚いた。
なんで、こいつが私のことで怒っているの……。
「ちょっと、宮原……」
「何度でも言ってやる、この売女!!」
一瞬、何を言われたのか理解できなくて、固まってしまった。
ドカリと鈍い音が聞こえて、我に返れば、諒が地面に倒れていた。
宮原陸に目をやれば、肩を怒らせ、白い拳が朱く腫れていた。
それでも尚、殴ろうとする宮原陸を慌てて止める。
「宮原、やめて!!」
「仲野、離せ」
完全に眼がすわっている。ヤバイやつだ。
全く、どいつもこいつも人の話を聞きやしない。ほんと、イライラする。こんなにイライラした久しぶり。
はぁぁ……と深い溜息をつくと、宮原陸を思い切りその場から引き剥がした。
「やめろつってんだろ」
宮原陸に駆け寄り、殴られたカップルの彼氏をみると、意外にも私もよく見知った人物だった。
「……美咲?」
「りょ、う」
最新の元カレの諒だった。
諒は私の姿を認めると、はっと嘲笑った。
「ははっ……。やっぱり、そうなんだろ?お前ら出来てんだろ?俺だけじゃなくて、美咲も浮気、してたんだろ」
諒の言葉とその表情に、目の前が真っ暗になる感覚を覚えた。
誰、なの?こんな諒、知らない。私の知ってる諒はこんな嗤い方なんてしない。
そして、なにより私も浮気したことになっていることがショックだった。
話の流れは全くわからないけれど、私が原因だということだけは分かった。
「なんだ、俺達最初から終わってたんじゃん。あ、俺も前の彼氏からの浮気相手だったりして。すげぇな、尊敬する。教えてくれよ。その、浮気の隠し方」
「……もう一回、言ってみろ」
一瞬、誰が喋ったのか分からなかったが、宮原陸をみると、確かに口を動かして言葉を紡いでいた。
威圧的で殺気を帯びた、聴いたことのない宮原陸の声音。
同時に宮原陸が怒っていたのは私のためだと気付き、心の底から驚いた。
なんで、こいつが私のことで怒っているの……。
「ちょっと、宮原……」
「何度でも言ってやる、この売女!!」
一瞬、何を言われたのか理解できなくて、固まってしまった。
ドカリと鈍い音が聞こえて、我に返れば、諒が地面に倒れていた。
宮原陸に目をやれば、肩を怒らせ、白い拳が朱く腫れていた。
それでも尚、殴ろうとする宮原陸を慌てて止める。
「宮原、やめて!!」
「仲野、離せ」
完全に眼がすわっている。ヤバイやつだ。
全く、どいつもこいつも人の話を聞きやしない。ほんと、イライラする。こんなにイライラした久しぶり。
はぁぁ……と深い溜息をつくと、宮原陸を思い切りその場から引き剥がした。
「やめろつってんだろ」


