スタスタ歩く、人は
今日も金髪が輝いている。

「ねえ、どこ行くの?」


「どっか。」


「まさかさ、決まってないの?」


「ん。」


嘘でしょ…


何か問題でも?
みたいな顔で私を見る。


「嘘。今から電車乗る。」

何だよ…
決まってるなら最初から言ってよ…


手を繋がれたまま
電車に乗った。