ベッドから、獣を引きずりだして、ローテーブルに
朝ごはんを並べた。


「いただきまーす。」


「どーぞ。」


さっきまで、寝ぼけてた人は、黙々と食べる。


本当、子供みたい。


「結衣、食わないの?」


「朝は、食欲ないっ…ムグ…」


食欲ないから食べない。

と言えず、口にウィンナーが放り込まれた。


「ちゃんと食えよ。
体重軽すぎ。折れそう。」

大げさだと思う。


「ご馳走さーん。」


あっという間に、
皿がピカピカになる。