結衣side


太陽が眩しい。


そいや、昨日あのまま寝たんだ。


ピリピリ…ピリピリ…


寝起きの頭に響く
着信音。


「はい。」


『寝てた?』


低くて、けだるい声。


ドキリと胸が高鳴る。


電話がかかってきただけなのに…


期待してしまうんだ。



「何。」


『結衣、外…』


窓の外には眩しい白金頭が見えた。


私服姿で、タバコくわえて久しぶりにみた笑顔。



「恭二もアイツもストーカーだよ。」


『ルイに場所聞いた。
中、いれて?』


「嫌だ…」


『暑すぎて、溶けてもいいの?』


そーゆう時ばっかり。


甘えた声出すの。


恭二はずるいよ。