私、赤山流愛(あかやま るあ)は高校三年生の受験生。とってもカッコ良い自慢の彼氏がいる。そいつは永嶺 零(ながみね れい)だ。カッコよくて、すごくモテる。そんな彼氏がこの凡人にいるなんて誰が思うだろうか。
零とは同じソフトテニス部に、所属していてずっと私の憧れだった。一生懸命ボールを追っている姿に一目惚れだった。部活が終わっても自主練習をしていた零。そんな零と少しでも距離を縮めたくて私も零の自主練習に付き合うことになった。いつも帰り道は一緒。家の方向が同じで良かった!と思ったり。
帰り道の途中、「赤山さ、明日放課後空いてる?」「特に用はないけど?」「じゃぁ、駅前に新しくできたクレープ屋があるんだけど食べ行かないか?」
ええええぇ!!?驚いた、、、もしかしてこれってデート!?
「わ、私も気になっていたから、その、た、食べ行きたいな!」「じゃぁ明日部活もないし、帰りによっていくか!」「うん!すごく楽しみ!!」「そんなにクレープ好きなのか?」
「好きだよ!零の事が。」なんていえず、「すっごいクレープ好き!」としか言えなかった。私は零のことが好きだ。だけど、何の取り柄もない私なんかのことみてくれないよね。

ー翌日
「今日部活ないんでしょうー?流愛一緒に帰ろうよ(^_^)☆」「あ、今日はその、、、、、」「もしかしてデート?」「そそそそそんなここと、な、ないよ?」こいつには嘘つけないな、、、、、私のともだち風間 芽依(かざま めい)に図星をつかれた。
「明日話聞くから!またね♡」そう言って芽依は帰っていった。
「別にデートなんて、、、零は思ってないもん」「赤山!いこう!」「うゎあ!」急に来ないでよ!心の準備が、、、、、
「部活以外で二人でどっかいくのはじめてだね。なんかデートみたいだな」え!?零もそう思ってくれてたの?「そうだね。デートだったら嬉しいんだけどな、、、、」「なんかいった?」「なんでもないよ!?」
そういって、クレープ屋さんに向かうのであった。