スペシャル彼氏

「ホラ、早く行くぞッ」

汐見が未夢の手を引いて舞台まで連れてゆく。

「委員長~

遅いですよ~(汗

藤井さん見つかったんですね」

役員の男子生徒が今にも泣きそうな顔をしている。

「あ…迷惑かけてすいません」

「ホラ、マイク」

「どうも…」

汐見からマイク受け取り微妙な返事を返した未夢に

「何その答え方」

と言ってくる。

「だって私先輩の返事聞いてないんですよ??
振るなら早く振ってもらいたいです」

「…」

「先輩?」

答える素振りも見せずに舞台に汐見が出る。

続いて未夢も出る。

(何なのよ…

こんな微妙な雰囲気で司会なんて出来ないよ…)