「じゃあ、いきます」
そう言うと桜は、意を決した様に最初の質問を口にした。
「Is it a living thing?(それは生き物ですか?)」
「No」
こういうゲームで一番効率の良い質問を選んだ桜。
生き物か、生き物じゃないかというだけでもかなり答えが絞れる。
「えっと、次は……」
「じゃあ、僕で」
守と修二の顔を交互に見る桜に、次の質問をされる相手に手を挙げたのは修二だ。
それに桜がこくんとゆっくりと首を縦に振った。
「Is it food?(それは食べ物ですか?)」
「No」
修二の答えを聞いた桜がゴクッと息を呑む。そして、守へと顔を向けた。
「次は」
「任せとけっての!」
目の合った桜に向かって、自信満々に右手で作った拳で自分の胸をトンッと叩く守。
英語は苦手。
だが、さっきからの桜がしている質問位なら何とか理解出来る!
そんな自信の表れからだったのだが、その自信が次の桜の質問で崩れ去った。


