桜がドアから顔を出すと、ブゥン…と画面の絵が消えて文字が出る。
急いで上に顔を向けた桜の目に映るのは、絵ではなく『ゲームスタート』という文字。
急げば絵が見えるかもしれないと思っていたのだろう。が現実はそう甘くはない。
「ゲームスタート…ですか」
ガクッと肩を落としてそう呟く桜に、修二が顔を顰める。
「本当に入って来た瞬間に画像が消えましたね」
「やっぱり何処かで見られてるって事だね」
哲夫な冷静な判断に修二がゆっくりと首を縦に振ったのと同時に、守がキョロキョロと辺りを見渡す。
何処から見てやがんだ!?
そう思って守は見渡したのだが、何処から見られているのかさっぱり見当も付かない。
未だに守が部屋の中をじっくりと見ている中、桜がギュッと手を握り締めて口を開いた。
「あ、…あの。…じゃあ、……誰から訊いていったら良いですか?」
「何も指定がなかったから誰からでも良いんじゃないかな」
「なら、……哲夫さんから」
「ああ。しっかり答えるよ」
どうやら哲夫から質問をされるらしい。


