「あっ、あの!またですか!?」
そう叫びながら慌てて部屋から出て来た桜に、哲夫が「そうみたいだね」と言う声が守の耳へと入ってくる。が、そんな事に気を取られている場合ではない。
守の目は画面に釘付けで。
画面に映し出されたその文字を見て、次のゲームがまた始まるのだという不安から守の肩が揺れた。
『次のゲームは、英語連想ゲーム』
英語というのがまた守の不安を駆り立てる。
勉強というものが余り好きではなかった守にとって、英語の知っている言葉なんてものは数える程しかないのだ。
そんな守とは反対に、哲夫は落ち着いた雰囲気を纏っている。
「国語の次は英語か」
軽くそんな事を言える程に。
哲夫の言葉に苛立ち、守が歯を噛み締めたその時、ブゥン…というあの音が響くと同時に画面の文字が変化した。


