動きを制限されているという事は、自分が幼児誘拐殺人犯の行動範囲から出れば手は出せないという事。
つまり、逃げさえすれば殺される事はないのだ。
「確かにそう考えると安全ですね」
「そ、そうですね」
修二に続いて桜もそう言いながら首を縦に振る。が、桜はその時ちらりと横目で守へと視線を向けてきた。
その目は明らかに守を疑っている様な目で。
「何だよ、その目は!俺は犯人じゃねぇっつってんだろうが!」
「す、すみません。べ、別に、そういうつもりではなくて……」
「じゃあ、何だよ!?」
「あの、……すみません。……お茶でも持ってきます」
苛立ちから更に勢いを増した守の怒声から、逃げるように自分の部屋へと身を隠しに行った桜。
それをじっと睨み付けていた守からはチッ…という舌打ちが漏れた。
その時、
……キーンコーン、カーンコーン……ーー
キーンコーン、カーンコーン……ーー
再び響くチャイムの音。
反射的に上へと顔を向ければ、さっきと同じ様に画面に文字が映し出されている。


