「ここにいる僕を含めて4人には難しい。なら、ゲームに負けたから殺されたと考えるのも1つだとは思います」
「ゲームに……負けたからかい?」
目を見開いて訊き返す哲夫の言葉を聞きながら、守の喉がゴクッと静かに鳴る。
ゲームに負けたら罪をバラされるってだけじゃねぇのか?
たかだかあんなゲームに命が掛かってるつー事かよ。
そんな不安から、ドッドッドッと早く大きな音をたてる守の心臓。
額から一筋の汗が流れてきたのをグイッと手の甲で拭う間にも、修二の話は続いていて。
「可能性の1つなだけですが」
「負けたら、……殺されてまうって事かい?」
「真実は分かりませんが」
その会話の内容に身体が震える。
「何だよ、これ。ゲームに勝つしかねぇって事かよ」
ポツリと愚痴が漏れると、同時にゲームをする前に入った部屋の光景が頭を過った。
暗い暗室の部屋。そこは、間違いなく写真の現像をする部屋だ。
そして、守の家にある現像部屋と全く同じように配置されていた備品。
ただ形だけなのか、現像液はない状態だった。


