「罪と言われて気を張ってらしたんですね。お茶でも飲んで落ち着きませんか?」
桜の心遣いがありがたい。
緊張のせいか、由里子の喉はさっきからずっとからからだ。
「そうだね。どうやら負けても罪を一言で言われるだけみたいだから一応は一安心って所だね」
「私、お茶取ってきますね!」
哲夫の言葉にニコッと微笑んでからそう言って立ち上がり、キッチンだったという部屋へと歩を進める桜。
それに続いて修二も立ち上がって部屋へと身体を向ける。
「僕ももう一度部屋を見てきます。ゲームが終わった事で何か変化があるかもしれないですから」
確かにゲームが終わった事で変化がある可能性もある。
「なら、俺も」と守も部屋へと入っていった。
さっきまで5人居た部屋が2人になると、一気にがらんとした感じになる。
が、同時に人が減った事によって由里子に安心感が押し寄せた。
ふぅっと息を吐き出すと哲夫へと顔を向ける。
「何かホッとした。どうなるかと思ってたから」
「お疲れ様」
由里子の言葉に顔をくしゃっとさせそう言ってくる哲夫につられ、由里子も顔を綻ばせた。


