そして、彼が自分から離れていかない様に繋ぎ止める方法を考えた結果。
不倫という関係から会える時間が少なく、人目が気になるというのを無くしてしまう場所を由里子が提供することを思い付いた。
その場所が姉の家。
運良くストーカー被害に合っている姉に話を合わせ、ダイスケ君の面倒を見ておくという口実で彼と共に姉の家に何度も顔を出す日々。
ダイスケ君は居るが、ダイスケ君は大人しく静かに一人で遊んでいる。そんな家。
それを彼も分かってか、その時間を活用して遠慮無しに由里子を抱いた。
由里子と彼との甘い時間は『そろそろ起きないと帰ってきちゃうだろ』という彼の甘い囁き声で終わりを迎える。
帰ってくるのは由里子の姉のミサコ。
不倫というものは、時間を制限されるもの。
だけどその制限される事が、また燃える。
止める事の出来ない恋という中毒。
それに溺れてしまったのだ。
……彼の妻子の事等気にも留めずに。


