続けて2枚目の紙を開く由里子。と、同時に思わず口角が上がる。
「2枚目は、『姑と息子』」
由里子がそう口にした瞬間、ぶっという笑いを吹き出した音が響く。
哲夫だ。
明らかに間違っているこの答えに吹き出したのだろう。
それを守が睨み付ける。
ということは、この答えを書いたのは哲夫ではなく、守だということだ。
まあ、最初から哲夫がこんな馬鹿な答えを書くとは思えないし、守なら妥当かも。
そう思うとクスッと笑みを漏らす。
残るは後2枚。
バクバクと煩かった心臓の音も、残り2枚になったことに安心したのか、随分と落ち着いてきている。
若干の落ち着きを取り戻した由里子はふぅっと息を吐き出すと、3枚目へと手をかけた。
「3枚目は、『卑怯』」
後、1枚。
その1枚に正解が無ければ由里子の勝ちだ。


